おでかけ子ザメちゃんをご存知ですか?
ペンギンボックスさんという方が描いている漫画なんですが、たまたまインスタグラムで流れてきて、その平和で優しい世界観の虜になって早2年。
読む人すべてを温かい気持ちにさせてくれ、登場人物たちの優しさになぜか自然と涙が込み上げてくるんですよね。
なにより子ザメちゃんの可愛いこと。毎日癒しをもらっています。
そんなおでかけ子ザメちゃんのボードゲームがあるんですよ。
KADOKAWAさんから出ている「おでかけ子ザメ ボードゲーム みんなでやまのぼり」(以下「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」)です。
夫の趣味(ボードゲーム)と私の推し(おでかけ子ザメ)が見事に融合した作品なので、買わずにはいられませんでした。
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」ってどんなゲーム?
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」内容物
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」ルール
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」遊び方
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」コツ&面白いポイント
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」何歳からできる?プレイ人数や時間は?
- 「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」まとめ
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」ってどんなゲーム?
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」は、コースを1周するキャラクターの順位を予想するボードゲームです。予想した順位が当たっていたら得点獲得となります。
キャラクターは、あおいとり、かえるちゃん、カモの親子、子ザメちゃん、シャークマスク、かいじゅうさんの6種類です。(キャラ名で既に可愛い)
それぞれのキャラクターの大きさによって進み方が変わるのが面白いところです。
遊び方には初心者向けの「かんたんルール」と、より駆け引きを楽しめる「はくねつルール」があります。
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」内容物
- キャラクターカード24枚(6種類×4セット)・・・順位の予想に使う
- フィールドカード10枚・・・並べてコースとなる
- キャラクターコマ6枚・・・大きさ順に1~6の番号がふられている
- サイコロ2つ・・・それぞれ6種類のキャラが描かれている
- おうえんチップ4枚・・・はくねつルールのみ使用する
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」ルール
コマの進め方
自分の手番ではサイコロを2つ振り、出た目に描かれているキャラクターのコマを1マスずつ進めます。
ただしサイコロの出た目の合計が「7」になるときは、最下位のコマを2マス進めます。
助け合い
コマを進める際に既に他のコマがあるときは、コマの大小によって動かし方が変わります。
動かすコマより大きいコマがいる場合は、上に乗り「助け合い」という状態に。要はおんぶですね。
動かすコマより小さいコマがいる場合は、そのマスを飛ばします。小さいコマの上に大きいコマが乗ることはできません。
助け合い中のコマを動かすときは、上のコマを動かすときはそのコマだけを、下のコマを動かすときは上のコマを乗せたまま進みます。
助け合い中の順位は、下のコマほど高くなります。
はくねつルールでのアクション
はくねつルールでは、自分の手番でサイコロを振ったあとに以下のアクションから1つ(どれかのコマが中間地点に着いたら2つ)を行います。
予想の「確定」
裏向きのキャラクターカードのなかから1枚選び、表向きにすることで順位を「確定」する。はくねつルールでは「確定」しているキャラのみが得点となる。他プレイヤーと、同じ順位に同じキャラを「確定」することはできない。
「確定」の取り消し
「確定」しているキャラクターカードを裏向きに戻す。
キャラクターカードの入れ替え
裏向きのキャラクターカードから2枚選び、その順位を入れ替える。順位を自由に変えるのではなく、入れ替えであることに注意。「確定」状態のキャラクターカードは入れ替えられない。
おうえんチップを置く
おうえんチップを1枚、他プレイヤーの「確定」しているキャラクターカードに置くことができる。おうえんチップを置いたキャラの順位が当たればボーナスで3点もらえる。なお、おうえんチップを置いたキャラに「確定」の取り消しがされたら、おうえんチップは持ち主に戻す。
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」遊び方
準備
かんたんルール/はくねつルールどちらも、各プレイヤーはキャラクターカードを6枚ずつ受け取り、コマをスタート地点に並べておきます。
手番は適当に決めておきましょう。
かんたんルールの準備
- フィールドカード5枚を、ぐるっと一周になるよう並べる
- 「中間地点」が5マス目になるよう置く
はくねつルールの準備
- フィールドカード10枚を、ぐるっと一周になるよう並べる
- 「中間地点」が10マス目になるよう置く
- おうえんチップを一人1枚受け取る
手順
かんたんルールの手順
- 各プレイヤーはキャラクターがコースを一周する順位を予想する。1位が左になるようにキャラクターカードを順に並べて表向きで置く(この時点では予想するっていうより正直勘です)
- 順番にサイコロを2つ振り、ルールに則ってコマを進めていく
- どれかのコマが中間地点にたどり着いたら、予想の見直しをする。キャラクターカード2枚を選び順位を入れ替え、これを2回まで行える
- どれかのコマがスタート地点まで戻ってきたら、ゲーム終了
- 予想が当たったキャラクターカードの枚数×1点を獲得し、得点の高いプレイヤーが勝ち
はくねつルールの手順
- 「あらかじめ移動」を行う。全てのプレイヤーが順にサイコロを2つ振り、出た目のコマを1マスずつ進める(合計「7」になっても出た目のコマを進める)
- キャラクターの順位を予想する。1位が左になるようにキャラクターカードを順に並べて裏向きで置く
- 手番のプレイヤーはサイコロを2つ振り、ルールに則ってコマを進める。アクションを1つ行ってから次のプレイヤーへ交代。
- どれかのコマが中間地点にたどり着いたら、手番中に行えるアクションが2つに増える
- どれかのコマがスタート地点まで戻ってきたら、ゲーム終了
- 「確定」しているキャラクターカードのうち、予想が当たっているものが得点となる。順位に応じた得点を獲得する(1位→5点、2位,6位→4点、3位,5位→3点、4位→2点)
- おうえんチップを置いてある他プレイヤーのキャラクターの予想順位が当たっていれば、追加で3点を獲得する
- 得点が一番高いプレイヤーの勝ち
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」コツ&面白いポイント
平和な世界観が再現されている
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」のいいところは、なんと言っても漫画「おでかけ子ザメ」の優しい世界観がボードゲームで表現されている点です。
みんなで楽しく山登りをする子ザメちゃんたち。
小さいキャラが大きいキャラに出会えば一緒に運んでもらえる。
このおんぶ状態を「助け合い」と呼ぶなんて、優しすぎませんか。
サイコロの合計が「7」のとき最下位のコマが2マス進めるというのも、とっても優しいですよね。
パッと見はすごろくのようですが、きっとそこに争いはないんです。
我々プレイヤーが勝手に順位を予想していますが、子ザメちゃんたちはきっと平和に山登りを楽しんでいるに違いありません。途中でおにぎりなんかを食べながら。
きっとおにぎりもみんなで分け合って食べるんだろうなあとか、そんな想像まで膨らんできます。なんて平和で可愛い世界なんだろう。
「確定」を争う
平和で優しい世界に癒されつつも、夫と二人でプレイするときは、もっぱらはくねつルールでプレイすることが多いです。
はくねつルールでは「確定」したキャラしか得点にならないので、いかに「確定」していくかが重要となってきます。
このキャラは絶対一位になるだろうなどと予想できるキャラは、早い者勝ちで「確定」していかねばなりません。
コマを動かす順番で戦略を練る
自分の手番では、サイコロを振って出た目のコマをどちらから動かしてもよいです。
拮抗しているコマの目が出た場合に、どちらのコマから動かせば自分の予想順位に近づくかを考えます。
大きいコマは小さいコマを飛び越えていく性質を利用して先に進むのか、小さいコマを大きいコマに運んでもらうという棚ぼた作戦を狙うのか。
例えばこのような場合。
子ザメちゃんから動かすと次のようになります。
かえるちゃんから動かすと次のようになります。
つまり、かえるちゃんから動かすことで、子ザメちゃんにおんぶしてもらえるわけですね。
さらに、おんぶ中のキャラが出た場合は、動かす順番によって順位が変わります。例えば次のような場合。
かいじゅうさんから動かすと次のようになります。
あおいとりから動かすと次のようになります。
どちらから動かすかによって、順位が変わってきます。
自分の予想に合わせて、動かす順を考えるといいですね。
このように、サイコロ運だけではなく思考要素もけっこうあって頭を使います。
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」何歳からできる?プレイ人数や時間は?
対象年齢:8歳~
設定では8歳からプレイできるとありますが、かんたんルールであれば6歳頃からできるのではないかと感じます。
はくねつルールで自分で考えてプレイできるのは8歳くらいからですが、必要に応じて大人がサポートしてあげれば小さい子も一緒に遊べるでしょう。
プレイ人数:2~4人
セット内容が4人分なので4人までプレイできますが、キャラクターカードを自作すれば6人程度まで遊べるのではないでしょうか。
もちろん2人での勝負も楽しいですよ。我が家では夫と2人ガチンコ勝負で楽しんでいます。
所要時間:20分~
設定では20分以上とありますが、実際のところどうなのか。
夫と2人プレイのタイムを計ってみたところ、かんたんルールでは約5分、はくねつルールでは約12分でした。
プレイ人数が増えるともう少し時間がかかるかもしれませんが、長くても20分以内に終わるという印象です。
「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」まとめ
可愛いキャラクターに癒されながら、順位を予想する「おでかけ子ザメみんなでやまのぼり」。
ゲーム性もしっかりあって、特にはくねつルールではサイコロの運と思考のバランスも良いと感じました。平和な世界観と駆け引きが楽しめます。
ちなみに今回はボードゲームを紹介しましたが、「おでかけ子ザメ」はYouTubeでアニメも配信されていて、さらには映画化も発表されているんです。
子ザメちゃん好きとしては要チェック。
はまママの推しボドゲ紹介でした。