
夫のボードゲームコレクションからメビウスゲームズさんの「コロレット」をご紹介します。
駆け引きしながらカードを集める、クセになるボードゲームです。
「コロレット」どんなゲーム?
「コロレット」は7色あるカメレオンのカードから同じ色を集めていくゲームです。
同じ色のカードをたくさん集めるほど得点になりますが、加点されるのは3色まで。
4色目からはマイナスポイントとなってしまいます。
誰が何色のカードを集めているのか、自分はどの色を集めていくのか。
そんな駆け引きを楽しみましょう。


「コロレット」内容物
- カラーカード・・・63枚(7色×9枚)

鮮やかなカードたち - +2カード・・・10枚(1枚につき+2点される)
- ジョーカー・・・2枚
- ゴールデンジョーカー・・・1枚

+2カード、ジョーカー、ゴールデンジョーカー - 列カード・・・緑3枚(2人プレイで使用)、茶5枚(3~5人プレイで使用)

緑は2人用、茶色は3~5人用 - 得点チャート・・・5枚(リバーシブルで2種類のチャートが描かれている)
- 最終ラウンドカード・・・1枚

得点チャート、最終ラウンドカード
「コロレット」ルール
「コロレット」は3~5人プレイと2人プレイでルールが少し違います。ここでは3~5人プレイのルールを紹介します。
手番でできること
自分の手番では、【山札から1枚めくって列に置く】or【列のカードを受け取る】のどちらかを行います。
山札から1枚めくって列に置く
山札の一番上のカードを1枚めくって、いずれかの列カードの横に置きます。

1枚置いたら自分の手番は終了。次の人の順番になります。
1列には3枚までのカードを置くことができます。

列のカードを受け取る
いずれかの列のカードを全て受け取ります。
受け取る列のカードの枚数は1枚でも2枚でもいいですが、0枚の列は受け取れません。
受け取ったカードは自分の手元に表向きで置き、みんなに見えるようにしましょう。
カードは色ごとに分けて置きます。


列のカードを受け取ったらそのラウンドから抜けることになり、まだ列のカードを受け取っていない人たちでこのラウンドを続けます。
全ての列に3枚ずつカードが置かれた場合、それ以上置くことはできないので、いずれかの列を受け取ることになります。
全員が1列ずつカードを受け取ったらそのラウンドは終了です。
ジョーカー
ジョーカーとゴールデンジョーカーはいずれも、好きな色になることができます。
どの色にするか決めるのは、ラウンド終了時ではなくゲーム終了時で大丈夫です。
一番得点が稼げる色になってもらいましょう。
ただし、ゴールデンジョーカーは獲得する際に山札から1枚カードを受け取らなくてはなりません。
集めている色が出れば良いですが、余計な色を引いてしまう可能性も。
何色でもなれるジョーカーは強いですが、ゴールデンジョーカーはちょっぴり賭け感があるってわけです。
得点計算
「コロレット」では、めくって列を引き取って…とラウンドを繰り返しますが、最終ラウンドカードがめくられたらそのラウンドでゲーム終了。
そのラウンドを最後まで行い、得点チャート表に従って計算します。

得点チャートの見方(茶色面)は、1枚で1点、2枚で3点、3枚で6点、4枚で10点、5枚で15点、6枚以上で21点といった感じです。
3色まではプラスポイントですが、4色目からはマイナスポイントとなります。
まずはどの3色を加点対象とするかを決めます。
得点チャートの茶色面を使用する場合は、多く集めている色を3つ選びましょう。(茶色の面のほうが初心者向け)
青色面を使用する場合は、カード3枚が最も得点が高く、次いで4枚、5枚、6枚以上となっているためよく考えて3色を選ぶ必要があります。(青色の面はややこしいので正直私は使ったことがない)
例えば次のような場合。

オレンジ4枚、紫3枚、水色2枚、茶色2枚、黄色1枚、ジョーカー1枚、「+2カード」2枚となっています。
プラスポイントとするカードは、①オレンジ②紫③水色か茶色どちらか。ここでは水色にします。
ジョーカーは最も枚数の多いオレンジにします。
オレンジは5枚扱いとなり15点、紫は6点、水色は3点、「+2カード」2枚で4点、これらはプラスポイントです。
マイナスポイントは、茶色が-3点、黄色が-1点です。
15+6+3+4-3-1=24点となります。
「コロレット」遊び方
3~5人プレイと2人プレイで遊び方が少し違いますが、ここでは3~5人プレイの遊び方を紹介します。
準備
- 得点チャートを一人1枚配り、茶色か青色どちらの面を使用するか決める
- プレイ人数と同じ枚数の列カード(茶色)をテーブル中央に置く
- 3人の場合はカラーカードから1色分除く
- カラーカードを一人1枚、それぞれ異なる色で受け取る
- 最終ラウンドカードを最後から16枚目になるようにカラーカードの山札に差し込む

準備OK(3人の場合)
手順
- 最初の手番の人は、山札から1枚めくり任意の列に並べる
- 次の人からは、【カードをめくり任意の列に並べる】or【列のカードを受け取る】どちらかを行う
- 全ての列のカードが受け取られたらラウンド終了
- 列カードをテーブル中央に戻し、最後に列を受け取った人から次のラウンドを始める
- ラウンドを繰り返す
- 「最終ラウンドカード」がめくられたら、そのラウンドをプレイしてゲーム終了
- 得点計算→最も得点の高い人が勝ち
「コロレット」面白いポイント
色の駆け引き
「コロレット」の醍醐味はプレイヤー同士の駆け引きです。
「Aさんは赤を集めていそうだから自分は黄色にしよう」とか「Bさんはこの列の緑が欲しいだろうけど、受け取ったら4色以上になるように別の色を置いてやるぞ」とか。
自分だけでなく相手の集めている色をよく見ながら考えてプレイすることが大切なんです。
相手が困るように置きたいけれど、当然自分が集めたい色の列も作りたい。
相手の邪魔or自分の得。そのバランスがたまらんのです。
絶妙に面白く、クセになる駆け引きが楽しめます。
意外と重要な「+2カード」
10枚含まれている「+2カード」。これが案外重要です。
得点計算の際に単純にプラス2点できるので、2枚あればプラス4点、3枚あればプラス6点になるわけです。
こんなんなんぼあってもいいですからね!
「+2カード」が並ぶ列に余計な色がないのであれば、積極的に集めていきましょう。
一番得する選択を考える
「コロレット」ではどの列を引き取れば一番得点を稼げるかを考えます。
どの列だったら集めている色が得られるか、それを受け取ることによって生じるマイナスは何点か。
例えば4色目のカードが1枚増えたとて、マイナス1点になるだけです。
「それだったらプラマイ黒字になるしこの列を受け取ろう」とか決断できるわけです。
被害を最小限に
得点チャートの茶色面を使用する場合、同じ色でカードが増えるとそれがプラスだろうがマイナスだろうが点数が増えます。
”4色目以降はマイナスになる”というルールから、色を増やしすぎるのはよくないと思いがちですが実は同じ色で枚数が増えるほうが被害が大きくなってしまいます。
4色目以降は1色につき1枚に抑えればマイナスポイントも抑えられるので、5色目6色目と色が増えすぎても案外被害は少なかったりします。
「コロレット」何歳から?プレイ人数や時間は?
対象年齢:8歳~
8歳というと小学2~3年生ですね。
「コロレット」では、3色をどれにしようとか他プレイヤーの動向をうかがったりとかちょっと難しいところあるので、8歳くらいからが妥当だと感じました。
さらに得点計算もちょっとややこしいので、大人が一緒に計算してあげるといいでしょう。
プレイ人数:2~5人
タイマン勝負から5人まで遊ぶことができます。
2人プレイでは列に置けるカードの枚数が1枚2枚3枚となっており、さらに熾烈な駆け引きを楽しむことができるでしょう。
2人で真剣勝負も、5人でワイワイ楽しむこともできるボードゲームです。
所要時間:30分
30分とありますが、実際はそれほどかからない印象です。
下から16枚目に差し込む「最終ラウンドカード」がめくられたらゲーム終了の合図なので、もっとサクッと終わらせるなら差し込む位置で調整できますね。
「コロレット」まとめ
同じ色を集めながら駆け引きを楽しめる「コロレット」。
自分にとって最もプラスになる選択肢はどれか。相手を邪魔するにはどう置いたらいいか。
めくるカードは運だけれど思考力が試される、そんな駆け引きゲームで楽しいひとときを。
はまママの推しボドゲ紹介でした。