爬虫類好きとしては一度行ってみたかった念願の奈良いきものミュージアム。ようやく行ってきました。子供達と楽しい思い出になったので記録です。
NARA IKIMONO MUSEUMって?
奈良市の商業施設ミ・ナーラ4Fにあります。(奈良金魚ミュージアムと同じ建物です)
爬虫類をはじめ、両生類や魚類などの生き物を間近で観察することができ、ふれあいやエサやり体験も可能な生き物もいます。
「のそのそ」「しとしと」「ぷるぷる」「からから」「こわこわ」の5つのゾーンに分かれており、それぞれのテーマに合わせた生き物が展示されています。
展示のレイアウトに凝っており、以前よーいドンの「凄腕ワーカー」のコーナーでも紹介されていました。確かに単に生き物をガラス越しに見るのではなく、レイアウト含めて鑑賞するという感覚でした。
5つのゾーンとNIMキャンプ
のそのそゾーン
入場してすぐのゾーンです。ふれあいやえさをあげられる生き物たちがいます。また、いきものミュージアムのシンボル的な巨大蛇のオブジェもあり、写真スポットとなっています。
ふれあい
私が訪れたときはフトアゴヒゲトカゲやリクガメと触れ合うことができました。爬虫類ショップでは何度も目にしたことがあるフトアゴヒゲトカゲですが、触るのは初めてです。バスキングしているところを少し失礼して背中や頭を触らせてもらい、スタッフの方に手に乗せてもらった長女はとても嬉しそうでした。
リクガメはまさしくのそのそゾーンにふさわしいですよね。ご飯を食べる様子も見ることができ、非常に可愛らしかったです。甲羅はすべすべしていて気持ちいいです。
途中でスタッフの方がアルビノイグアナを連れてきてくれて、触らせてくれました。アルビノということでクリーミーな色がとても美しい子で見惚れてしまいました。長女も撫でさせてもらい、親子で貴重な体験ができました。
カメレオンパラダイス
奥にはカメレオンパラダイスというエリアがあり、パンサーカメレオンやエボシカメレオンなど様々なカメレオンを見ることができました。カメレオンは触れ合うことができませんが、子供と思われる小さなカメレオンから色鮮やかで立派なカメレオンまでいて、キョロッキョロッと目を動かす姿が面白く可愛いです。
しとしとゾーン
流木を用いたレイアウトでアーティスティックな空間が広がっていました。ジャングルのようなイメージでしょうか。カエルやヘビ、魚などが幻想的な雰囲気のなか展示されていました。
爬虫類ショップで見たことのあるホカケトカゲやインドシナウォータードラゴン、ブルーイグアナも自然を感じられるレイアウトのなか悠々と過ごしているように見えます。
そしてアオジタトカゲです。確かオーストラリア系のヒガシアオジタトカゲでした。我が家のインドネシア系メラウケアオジタトカゲのうなどんとはまたフォルムが違っていて、しっぽが短く太いんですね。とってもキュートです。
ギアナカイマンという水辺に生息するトカゲが可愛らしい黒目がちな瞳でこちらを見ていて、終始キュンキュンでした。
ぷるぷるゾーン
ウーパールーパーの水槽を中心に、でっかいウシガエル、チンアナゴ、カクレクマノミとナンヨウハギ(いわゆるニモとドリー)など魚もいました。クレステッドゲッコーもいましたが、ぷるぷるだったかしとしとだったか記憶が曖昧です、いやもうとにかく可愛い。
土に潜っていることが多いと聞くアメフクラガエルも姿を見せてくれてラッキーでした。
からからゾーン
レオパードゲッコーのゾーンですよ。運が良かったのか、姿を見せてくれている子が多く観察しやすかったです。ニシアフリカトカゲモドキは物陰にいましたが可愛いお顔を見ることができました。
シュナイダースキンクという細長い体に短い手足が可愛いトカゲ、そして私が最近気になっていたセイブシシバナヘビもいて、もう満足です。
このゾーンにもフトアゴヒゲトカゲがいて、恐竜時代を感じさせるようなかっこいいレイアウトでとっても似合っていましたね。
トリケラトプスのオブジェがあり、子供が座って写真撮影することもできました。
こわこわゾーン
クモやサソリなど奇蟲と呼ばれるような生き物たちのゾーンです。ガラスにカーテンが掛けられており、見たい人はめくって見てくださいスタイルだったので、苦手な人にも配慮されているようでした。
デュビアがぎっしり並んでいる展示ケースも以前の私ならヒーヒー言っていたでしょうが、レオパをお迎えしてから耐性がついたためジーッと観察することができました。
ミノカサゴもいましたが、近くで見ると迫力がありますね。
NIMキャンプ
最後のエリアはテーブルやチェアが置いてあるくつろぎスペースのような場所でした。生き物はおらず、代わりに図鑑や生き物に関する書籍が置いてある空間で、今日見た生き物について話し合ったり休憩したりするスペースだそうです。
ペットとしてメジャーな爬虫類(レオパなど)の飼育説明や用品なんかも置いてあり、爬虫類を家族としてお迎えできることやもっと身近に感じてほしいという思いを感じました。いきものミュージアムをきっかけに爬虫類に興味を持つ人が増えるといいですね。
子連れにもおすすめの理由
そんなに混んでない
土曜日のお昼前に行きましたが、それほど人も多くなくゆっくり見て回ることができました。有名な動物園や水族館だと生き物を最前列で見ようとすると待たなくてはならないほど混雑してることが多いですが、奈良いきものミュージアムはどの展示も並ばずとも間近で観察できました。
子供用の台
要所要所に子供用の台があるので、小さい子でも見やすいです。身長95cmの3歳長男も抱っこすることなくほとんどの展示を見られました。毎回子供を持ち上げて見せてって案外しんどいので、台の存在に感謝。
休憩できる
ソファや椅子がところどころに設置されているのもありがたいです。
ぷるぷるゾーンにはプロジェクションマッピングがあり手をかざして動き回る生き物をすくうというゲームみたいなのがあるんです。子供がずっとやりたがるのでその間に親は椅子に座って休憩することができます。
サクッと回れる
規模が大きくないので1時間ほどで全て見て回れます。物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、子連れの身としては子供が飽きてしまう前に全て回れたのは助かりました。
ガッツリ時間を割かなくてもサクッと回れるため、奈良観光のついでにちょいと行くのもいいかもしれません。
まだまだ生き物欲が満たされないぜという方は、金魚ミュージアムも同じフロアにありお得な共通チケットも販売されているので、ミュージアムをハシゴするという手もあります。
商業施設の中にある
いきものミュージアムが入っているミ・ナーラにはフードコートがあり、食事場所に困らないのも魅力の一つです。
さらにロピア(コスパ抜群スーパー)も入っているので、いきものミュージアムの後に買い物して帰ることもできます。
ミュージアム入場料
入場料が2024年3月1日から改定されています。
【いきものミュージアムのみ】
大人・・・1300円
65歳以上・・・800円
小学生・・・800円
4歳~小学生未満・・・300円
3歳以下・・・無料
改定前と比べて大人が100円高くなり、小学生未満無料だったのが3歳以下無料となり4歳から入場料が必要となりました。
【いきものミュージアム+金魚ミュージアム】
大人・・・2400円
65歳以上・・・1400円
小学生・・・1400円
4歳~小学生未満・・・500円
3歳以下・・・無料
単体料金より100~200円安いようです。
(2024年3月現在)
最後に
非日常な空間で、生き物はもちろんレイアウトまで楽しめるNARA IKIMONO MUSEUM。爬虫類好きな方はもちろん、そうでない方も興味を持ってもらえるような工夫がされており、子供から大人まで楽しめるミュージアムです。
今回私と子供だけだったので、また近々夫も一緒に訪れたいですね。